晒
Sarashi
手ぬぐいは、晒(生地)をもとに作られています。晒は使用できる用途が多くキッチン回りでは特に活躍します。
台拭きや食器拭きはもちろん、コーヒーフィルターや野菜の水切り、更には蒸し器の露取りに加え、お出汁を濾したりもできる優れものです。
手ぬぐい
手ぬぐい(晒生地)は平織りで、織仕様に鯨尺寸法を用います。 (1尺=約37.8cm、1寸=約3.78cm) 生地のスペックの表現は糸番手・打ち込み本数で表わされます。
糸番手とは
糸の太さのことで、数字が大きいほど糸は細くなり、20番手の糸と30番手の糸では1.5倍の太さの違いがあります。
打ち込み本数とは
1寸=3.78cm角の中に何本の糸を使用しているかで決まり、 1寸間の打ち込み本数が多いほど密度が高くしっかりした生地感となります。
生地の種類
日光晒 松
目が粗く通気性が良い 乾きが早い
一般的には文(または総理)と呼ばれます。日本で紡績加工している糸を使用しています。 文生地は1寸間に65本の打ち込み本数で、生地巾はおおよそ33~34cm。20番手の糸を使います。
日光晒 栄
注染での使用が多い生地
日本で紡績加工している糸を使用しています。 栄生地は1寸間に72本の打ち込み本数で、生地巾はおおよそ33~34cm。 20番手の糸を使い、文生地よりも打ち込み本数を増やすことにより程よい厚みがありしっかりしています。
日光晒 上菊
かなりしっかりとした厚みのある生地
日本で紡績加工している糸を使用しています。 上菊生地は1寸間に83本の打ち込み本数で、生地巾はおおよそ36cm。 20番手の糸を使います。 上菊晒は手ぬぐいよりも春・秋・冬用の浴衣生地にも使用されることが多いです。
岡晒
さらりとした質感 扱いやすい
岡生地は1寸間に88本の打ち込み本数で、生地巾はおおよそ35cm。 30番手の細い糸を使い生地の目も程よく詰まっているのが特徴で、デザインの再現性に優れます。
特岡晒
滑らかな生地
特岡生地は1寸間に93本の打ち込み本数で、生地巾はおおよそ36cm。 30番手の細い糸を使い打ち込み本数も多い為、粗っぽさの無い生地感が特徴です。 特岡晒は手ぬぐいのほかに夏用の浴衣生地にも使用されます。
PBP YARNオーガニックコットン ECO晒
この製品に使われている生地は一般財団法人PBP COTTONと株式会社ヤギが共同運営しております「PBP YARN PROJECT」対象のインド産オーガニックコットンを使用しています。